正解のない答えを探求する楽しさ
天野 麻里恵さん
講座 | 大阪校 英日字幕翻訳講座 |
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修了年月 | 2024年2月 |
修了後の進路 | 大阪校英日字幕翻訳講座を2024年2月に修了。同年、修了生トライアルに合格後、ワイズ・インフィニティ英日字幕翻訳者として登録。現在は内装デザイン・設計の仕事をフルタイムで行いながら、フリーランスの翻訳者としても活動中。 |
字幕翻訳者になろうと思ったきっかけを教えてください
友人に仕事内容を説明するたびに「そんな仕事があるんだ」と驚かれるのですが、私の中では昔から憧れの職業の一つでした。
映画やドラマで英語を学ぶ中で、自分なりの訳を考えるのが楽しかったんです。
社会人になってからは語学も映像も関係ない仕事をしていたのですが、「いつか字幕翻訳者になりたい」という思いはずっと頭の片隅にありました。
字幕翻訳者という仕事を意識してからは、どのような行動を取りましたか?
インターネットで「字幕 スクール」と検索してヒットしたものを比較検討したり、当時勤めていた会社の近くにあったワイズ・インフィニティの初心者無料講座に参加させていただいたりしました。
字幕制作体験はとても楽しかったのですが、その頃は仕事が忙しく勉強時間を確保することが難しかったため、すぐには受講せず仕事のやり方を見直すことから取り組みました。
翻訳学校はいくつかあると思いますが、スクールを選ぶ時に重視したことはありますか?
仕事をしながら通えるスクールであること、修了後 仕事につながることを重視しつつ、なるべく短期でリーズナブルであることも希望条件でした。
実際に講座を受講してみて、いかがだったでしょうか?
ワイズ・インフィニティの講座は、一言で表現すると「短期集中」でした。
約10ヵ月で字幕翻訳を一通り学ぶことができます。
早くプロになりたい方におすすめですが、言い換えれば たった10ヵ月で独り立ちしなければなりません。
授業で疑問に思ったことはそのままにせず、どんどん質問していく姿勢が大事だと思います。
講師の方々はとても丁寧に答えてくださいますし、グループレッスンならクラスメートの質問も聞けるので講義内容は充実しています。
字幕翻訳者としての現在の状況を教えてください。
スケジュールの都合で泣く泣くお断りすることもあり担当作は多くないのですが、これまでに映画やドラマの翻訳、アニメのポストエディットのお仕事を頂きました。
お仕事がある時は作業量に合わせて 平日2~4時間/日 土日6~12時間/日 稼働しています。
それでも足りない場合はフルタイムの仕事をお休みさせていただくこともあります。
上司は兼業に理解があるので、非常に助かっています。
字幕翻訳の勉強を始めてから初仕事までの期間は?
2023年6月から2024年2月にスクールで学び、4月に修了生トライアルを合格後ワイズ・インフィニティに登録させていただきました。
6月に他の翻訳者さんの初稿をチェックするお仕事を頂き、7月には映画祭の作品を翻訳させていただいたので、約1年で字幕翻訳者になれました。
字幕翻訳者という仕事の魅力、面白さ、醍醐味は?
正解のない答えを探求する楽しさだと思います。
「字幕は黒子であるべき」とよく言われますが、人間が翻訳する以上 やはり個性が出ます。
受講中「これがベストな訳だ」と思って課題を提出しても、クラスメートの訳を見て感服したり、「なぜこの訳が思いつかなかったんだ」と悔しい思いをしたりしました。
絶対的な正解のない中で自分なりのベストを探求する作業は、デザインとも似ていて私にとって魅力的です。
逆に、大変だと感じていることは?
初翻訳作品を映画祭で鑑賞させていただいたのですが、「私の字幕が分かりづらかったら、会場にいるあの人やこの人にこの映画の魅力が伝わらないかもしれないのか…」と責任の重大さを実感しました。
作品の魅力を損なわないよう字幕を制作するのは重圧を感じますが、そこも字幕翻訳という仕事の魅力です。
今、感じている課題があれば教えてください。
語学力、翻訳力、字幕制作のノウハウ、営業力 すべてにおいて課題は山積みなのですが、圧倒的に経験値が少ないことが要因の一つだと思うので、2年目はより翻訳業に比重を置こうと考えています。
最後に、これから学習しようとする方へメッセージをお願いします。
私自身はやりたいことだらけで体がいくつあっても足りないくらいなのですが、私の周りには「現状に満足しているわけではないけど、やりたいことが見つからない」という人も大勢います。
せっかく映像翻訳をやりたいという目標を見つけられたのなら、ぜひ一歩 踏み出してみてください。
ワイズ・インフィニティはその一歩目にぴったりなスクールだと思います。
「絶対的な正解のない中で自分なりのベストを探求する作業がデザインに似ている」という視点は、デザインの仕事をされている天野さんならではの発想でとても斬新ですね。他の受講生の訳を見て参考にするだけでなく、「なぜ思いつかなかったのか悔しい」と感じられること自体が、短期間で独り立ちするために1回の授業から少しでも何かを吸収しようという天野さんの向上心を表しているように思います。講座中から変わらないその姿勢で、今後もどんどん経験を積み重ねていく天野さんの活躍を、私たちも楽しみにしています。
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