こんにちは!
今年、最後の配信です。
皆さんは、今年1年はどんな年でしたか?
今年は、初めて大阪でも「映像翻訳フォーラム」を
開催したり、メルマガを始めてみたり、
新しいことの多い年でした。
今日は、よく受講生の方から質問を受けるので、
辞書についてのお話をしたいと思います。
韓国語、中国語の方、申し訳ございません。
英語中心のお話となりますが、ご了承ください。
字幕翻訳家ではないですが、某有名翻訳家の方が
書かれた本に、原題英語を読むのに便利な辞書として、
以下の辞書が挙げられていました。
<英和>
『リーダーズ英和辞典』
『リーダーズ・プラス』
『ランダムハウス英和大辞典』
<英英>
『ロングマン現代英英辞典』
<その他>
『英語図詳大辞典』(小学館)
『ブリタニカ国際大百科事典』
『平凡社世界大百科事典』
『小学館日本大百科全書』
『類語国語辞典』(角川書店)
『日本語大シソーラス』(大修館)
『新明解国語辞典』
などなど…
やはり英和は、リーダーズやランダムハウスといった
大辞典は必要になりますね。
いきなり大辞典を引くのではなく、
まず中辞典で調べて、必要に応じて
大辞典で引く、という方法もあります。
ただ、英和だけではニュアンスがつかめなかったり
単語のイメージが湧きにくいときは、
英英辞典を引くと良いとのことです。
ちなみに英英辞典は、Webの無料のものでも
使い勝手が良いです。
例えば、Merriam-Websterです。
https://www.merriam-webster.com/
以前、『通訳・翻訳ジャーナル』で
紹介されていました。
百科事典も、やはり必須ですね。
ただ、百科事典を購入するのは大変だと思いますので、
図書館で見ていただければと思います。
翻訳者は言葉のプロなので、国語辞典も必須です。
類語辞典は、他の訳語が欲しいのに思い浮かばない!
というときに便利です。
上記の辞書が多く入っている電子辞書は、
やはり便利だと思います。
私が持っている電子辞書には、
リーダーズ、ランダムハウス、ロングマンは
入っていますし、ブリタニカも入っています。
電子辞書によっては、表記辞典が
入っているものもあります。
ちなみに、私が持っているものには
『NHK漢字表記辞典』が入っています!
でも、私はアナログ人間なもので、電子辞書や
ネットの辞書ばかり使っていると、
紙の辞書が恋しくなります。
紙の辞書は項目をひと通り流し読みするのに便利ですし、
あのペラペラな紙と辞書の匂いが何とも言えず好きです(笑)
本当にお気に入りの辞書ができたときや、
気になっている辞書が改訂されたときに、
思い切って紙の辞書を購入したいなあ…と
思っているうちに、何年も経ってしまいました(笑)
韓国語と中国語については、
社内で分かる者に聞いたのですが、
韓国語はNaver、中国語もネットで調べるか、
現地の中中辞典を使うと良いと申しておりました。
辞書関連は、字幕翻訳者だけでなく、
他分野の翻訳者の方の記事を読んだり
お話を聞くのも、とても参考になると思います。
受講生の方は、講座の先生に聞くと良いです。
辞書にも絶対的な正解というものも
ないと思いますので、
いろいろな方の活用方法を参考にしながら、
上手に辞書を活用していただければと思います。
ご意見、お問い合わせ等ありましたら、
こちらからお願いいたします!
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https://wiseinfinity-school.com/magazine/index.html#info
1年間、大変お世話になり、
誠にありがとうございました。
年明けは、1月5日(金)から営業を開始します。
良いお年をお迎えください。