月曜日の5日は、第90回アカデミー賞授賞式でした!
日本では、WOWOWプライムで生中継されましたが
ご覧になりましたか?
アカデミー賞受賞作品の中には、
『シェイプ・オブ・ウォーター』や『スリー・ビルボード』など
劇場公開真っ只中の作品も多いので、
結果を見て、観に行こうと考えている方も
多いのではないでしょうか?
*ワイズのオフィスに、受賞作品のパンフレットを置いています。
気になる作品があれば、ご自由に閲覧可能です!
ちなみに、長編ドキュメンタリー賞を受賞した
『イカロス』はNetflixで配信中です。
https://www.cinemacafe.net/article/2018/03/05/55729.html
映像翻訳に携わっている方にとって
アカデミー賞の話題は、切っても切り離せません。
結果やニュースになった出来事等は、知っておくと
話のネタになりますし、お仕事で役立つ事も多いと思います!
でも、WOWOWに入ってないし…という方に朗報です!
ワイズで翻訳を担当した総集編がNHK-BSで放送されます!
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第90回アカデミー賞授賞式・総集編
BSプレミアム
3月17日(土)午前0時10分〜1時45分
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実際の授賞式は、3時間半超えですが
総集編は90分。ハイライトだけを効率良く
見られるので、忙しい方にもオススメです!
総集編の映像は、アメリカで編集されて
世界各国に渡ります。
各国の放送局で本編を短くしたりなどの編集は、
許されていないのだとか。
去年のアカデミー賞で、作品賞を
誤って発表するハプニングがありましたが
総集編ではカットされていました…
アカデミー側からしたら、自らのミスを
再放送なんて、出来ないですよね。
そんなわけで、厳重に放送内容が管理されている
アカデミー賞授賞式の放送は
字幕にも、とても気を使います。
アカデミー賞の字幕と聞いて
まず思い浮かべるのは、人名や作品名などを
調べるのが大変そう…という点ではないでしょうか。
字幕翻訳者は、同じ映像作品の中で
表記は統一しましょうと習ってきたかと思います。
しかし、アカデミー賞では、配給会社によって
異なる表記の場合があり
ジェームズ/ジェームス、スティーブ/スティーヴ
など、混在する事もあるんです。
その他に原音で“Tonight~”と言っていても
放送されるのが夜とは限らないので
「今回は~」と訳してほしいという要望をいただく事も
あります。
放送局で、言い回しを統一している場合もあります
・企業名はなるべく出さず、「製作会社」や「配給会社」と置き換える
・「昨年」は不可で、「去年」にする
・「キャスト」は「出演者」(または共演者)にする
(アカデミー賞の案件のみの決まりごとです。)
クライアントによっては、ルールもそれぞれです。
これまで学習してきたことや、常識・慣習と違う事も
案件によってはあります。
翻訳に取り掛かる前に、必ずルールや指示内容を
確認しましょう!
クライアントが何を求めているのか
視聴者やクライアントの立場になって
考えられると、「さすが!{name}さん」と
思ってもらえるはずです。
最後になりますが…
私は、個人的に司会者のトークを楽しみに
アカデミー賞を見ています。
今年も、ジミー・キンメルが
2年連続で司会を務めました。
去年の発表ミスをいじったり、
男女による雇用や賃金の格差問題をネタにしたりと
現在のアメリカが直面している問題や
ハリウッドのニュースについて、ジョークを飛ばしていました。
なかなかシャープです。
来週の放送を楽しみにしていてください~!
またお会いしましょう!
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