通信講座 受講生限定のイベント(Q&Aセッション2025)を開催しました!
2025.11.13
通信講座の受講生を対象としたオンラインイベント「Q&Aセッション2025」を開催いたしました。
今年は英日・中日・韓日の言語毎に分けて、全3回の日時で実施。
イベントの前半は通信添削を担当する講師による質問回答コーナー、
後半は参加者同士の交流タイムというプログラムで進みました。
それでは、各回の様子をお届けします。

■英語
第1部の講師とのセッションでは、
通信講座の基礎・実践・インテンシブコースを担当している風間先生に、
普段聞けない質問をいろいろとぶつけてみました。
まずは字幕翻訳に興味を持ったきっかけを聞いたところ、
翻訳学校に通っている時、たまたま空いた時間に
映像翻訳のクラスを取ったことで
その面白さに引かれたとのこと。
偶然の出合いだったとは驚きです。
「表現力を磨くには?」という質問には
本を読んだり中刷り広告に
目を通したりしているとのことで
時間がある時にインプットを行っているそうです。
中には「老後資金」に関する質問もありましたが
時間の許す限り、参加者からの質問に答えていただきました。

■中国語
中国語セッションで登場いただいた鳥居先生には
主に技術的な質問が多く寄せられました。
たとえば、差別語・不快語に関しては、
共同通信社の「記者ハンドブック」を参照するとよい
などの参考情報もあれば、
「お灸をすえる」という言い回しは、過去にお灸業界から
NGが出た(お灸は体にいいもので、罰として与えるものではない)という
現場を知らなければ絶対に聞けない話まで、
学習者でなくとも興味をそそられる内容ばかりでした。
また、歴史ものを訳す時のコツや注意点として、
その時代の人になりきって訳すという手法や、
「トイレ」や「靴」など、時代にそぐわない語彙は使わないなど、
実践的なアドバイスもいただけて、情報満載の45分でした。
(トイレ→厠、靴→履物)

■韓国語
韓国語セッションに参加いただいたのは
通信添削と大阪校の講師を担当している蔡先生。
韓日案件に多いバラエティ作品の勉強法を聞かれたときは、
「簡単そうに見えるテロップの訳出に案外時間がかかるので
普段からテロップの字幕や日本の番組を意識して見ること」と
素材の特徴に沿ったアドバイスをいただきました。
それから、翻訳全般に関して「冒険してください」という助言も。
原文が伝えたい核心さえブレていなければ良いので
原文に引っ張られすぎないように、という意味で、
大阪校の授業でも蔡先生がよく仰っている言葉です。
また、収入が安定しないフリーランスとしての悩みには
「自分はこれで食べていくんだという覚悟を持ったら、
他のことはやらない。そうでないと全て中途半端になってしまう」と
力強くエールを送っていました。

交流会タイムでは、勉強法や仕事との両立について、
あるいは単純に好きな映画・ドラマについて
ざっくばらんに話し合っていただき、
最後は希望者のみ連絡先の交換も行いました。
参加者の皆さんによるイベント全体の感想も一部ご紹介します。
「通信講座は一人で勉強しているので、モチベーションが上がらずつらく感じることがあります。先生やスタッフ、勉強している方々と交流ができ、大変楽しかったです」
「私が伺いたかった質問に対して、先生から具体的なご回答をいただき、大変勉強になりました。また、他の受講者の方々の質問や先生のご回答も興味深く、参加して本当によかったです」
「他の方も自分と同じような悩みを抱えながら学んでいると思うと、ようやく「1人ではない」という実感を得ることができました。心強さと嬉しさに満たされました」
「翻訳に向かう姿勢やコツなどを楽しく教えていただいたことと、今まさに勉強していらっしゃる方たちと交流できたことで、ますます意欲がわいてきました」
「少人数でいろいろとお話が聞けたので有意義な時間になりました」
直接講師に質問をしたり、横の繋がりが生まれたことが
多くの方のモチベーションになったようで良かったです。
改めてご参加いただいた皆様、ありがとうございました!
今回は都合が合わず参加できなかったという方も、
是非また次の機会にお会いできましたら幸いです。
