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2022年も通信講座受講生限定のQ&Aセッションを開催しました!

通信講座で学んでいると、「こんな些細なことを聞いてもいいのかな」「他の受講生はどうしているんだろう…」なんていう疑問が湧いたりしますよね。そんな疑問を解消するべく、今年も通信講座受講生限定のQAセッションを開催いたしました。

 

 

今年は事前質問にお答えするだけではなく、「知っておきたい字幕の豆知識」と題した講義タイムを設け、よくある日本語の間違いなどをご紹介。ついやってしまう重ね言葉のミスや、間違えやすい慣用句など、字幕学習者に役立つ内容を解説させていただきました。

 

 

また今回は、言語特有のご質問にもお答えできるよう、英日、韓日、中日と言語別にて開催いたしました。 それでは、それぞれのセッションの様子をご紹介させたいただきます。

 

【英日Q&Aセッション】実際に字幕翻訳のお仕事をする将来も見据えて

 

英日受講生のQ&Aセッションにご登場頂いたのは、森澤海郎先生です。翻訳会社での字幕演出を経て、フリーランスに転身された現役の字幕翻訳者です。札幌で翻訳のスクールも開講しており、字幕翻訳者の指導者としても活躍されております。

 

今回は、受講中に多く指摘されていた点の改善策や「朝日新聞の用語の手引き」の使い方について事前にご質問があり、講師にお応えいただきました。

 

スキルアップのお話はもちろん、実際のお仕事についても質問がありました。字幕翻訳という業界はあまり大きくはないため、周りに字幕翻訳のお仕事をされている知り合いがいなく、実際のお仕事についてお話を聞く機会がないという方も多いかと思います。そこで、実際にお仕事を始める時にどうすればよいのか、お仕事の増やし方、お仕事する上で心がけておくべき点など、将来的なお話もしていただき、学習中からプロになるまでの流れをイメージする機会になったのではないかと思います。

 

【韓日Q&Aセッション】普段から自分がどういう日本語を使っているか意識する

 

韓日受講生のQ&Aセッションにご登場いただいたのは、蔡七美先生です。先生はドラマやバラエティ番組などを中心に、数百本以上の字幕翻訳を手掛けているベテラン翻訳者です。

 

事前に頂いた質問の中で多かったのは、勉強法についてでした。中でも、「日本語の表現力アップ方法」は、多くの方が抱えている課題だったよう。この質問に対して蔡先生は「普段から、自分がどういう日本語を使っているかを意識することが大事」だといいます。例えば、だた「ご飯がおいしい」だけではなく、どんな風においしいのか、どんな味がするのかなど、表現の幅を広げ、意味を掘り下げることが大事だと仰っていました。

 

 

日本語の表現力は、一朝一夕には身につかないかもしれませんが、普段から意識することで、表現の引き出しは確実に増えていくかと思います。

 

他にも、調べ物のコツや翻訳作業の手順、そして先生が翻訳をされる時に気をつけていることなど、今後の学習に役立つ情報をたくさんシェアしていただきました。

 

交流会では、それぞれが抱えている悩みやモチベーションのアップ方法、お仕事獲得までの流れなど、様々なテーマで盛り上がりました。普段は一人で課題をこなしている受講生も、同じ夢を持った受講生と気持ちを共有することができ、表情が明るくなったように感じました。

 

 

【中日Q&Aセッション】海外からも参加できるのはオンライン開催の強み

 

中日受講生のQ&Aセッションにご登場いただいたのは、鳥居怜子先生です。先生は当スクールの卒業生であり、現在は第一線で活躍している翻訳者です。

 

「ドラマ1話分の標準的な納期は?」という事前質問に対する回答から、駆け出し時期のフィードバックに関する秘めた()お話まで、ざっくばらんにお答えいただきました。

 

ご参加いただいた受講生は中国在住の方でしたが、オンライン開催のため、まったく支障なく進行することができました。

移住して15年がたち、そろそろ日本に戻ろうとした矢先にコロナ禍に見舞われてしまったとのことで、本当は通学講座を受けたかったそうなのですが、通信講座の基礎科を受講し、次の実践科や帰国後の通学講座の受講について、今回のQ&Aセッションはモチベーションアップにつながったようです。

 

 

森澤先生、蔡先生、鳥居先生、そしてQ&Aセッションに参加された皆さん、本当にありがとうございました。限られた時間ではありましたが、皆さんの声を直接伺うことができ、スクールスタッフも貴重な時間を過ごすことができました。

 

通信講座で受講されている方が不安にならないように、モチベーションをキープできるように、そして必要なスキルがしっかりと習得できるように、まだまだサポートできることがあるなと、改めて感じたセッションとなりました。

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