2020.03.20
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ワイズ・インフィニティ 映像翻訳通信 Vol.122
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こんにちは、
ワイズ・インフィニティの花田です。
長かった自粛ムードが解禁されつつありますが、
まだまだ油断できない状況が続いています。
皆さんはお変わりありませんか。
さて、今回のトピックは「ら抜き」言葉です。
最近見た劇場映画で「ら抜き」があったのですが、
比較的若い翻訳者の方かなと思いきや、
業界人なら誰もが知っている
ベテランの方だったので二度驚きました。
別の翻訳者さんだったとは思いますが、
去年見た映画でも何回か「ら抜き」を
見たような記憶がよみがえり、
こうなると、うっかりとかではなく、
意図的に(か、やむを得ず)使用していると
思わざるを得ないのですが、
理由は字数なのか、意味が取りづらくなるからなのか、
機会があったら関係者の方にぜひ聞いてみたいです。
当の劇場作品の「ら抜き」は、
記憶が不確かではあるのですが、
「来ることができた」の意味で
「来れた」となっていました。
確かに「来られた」と書くと、
偉い人への敬語にも読めてしまうので、
そういった意味では誤解を生まなくて済みますし
むしろ歓迎したいくらいなのですが、
長年「ら抜き」はNGと教えられてきた身にとっては
やはりどことなく違和感を覚えてしまいます。
いっそ、国語審議会とかで決めてくれたら
楽なんですけどね。
世間一般では、ほぼ「ら抜き」が
浸透しているので
いずれ、そちらのほうが正しい日本語に
なりそうですが、今のところはまだ
「ら抜き」はNGなのかなと思います。
字幕的にも1字少なくなるので
「ら抜き」のほうがありがたいんですが、
もっと浸透させるには
むしろ今以上に翻訳で
使っていったほうがいいのでしょうか。
(そんなことしたら、
クライアントから指摘されまくるでしょうが…)
ともあれ、劇場作品でも目につくように
なってきたわけですから
少しずつ浸透しているのは間違いないようです。