2020.02.14
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ワイズ・インフィニティ 映像翻訳通信 Vol.117
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こんにちは。
ワイズ・インフィニティの花田です。
今週発表があった第92回アカデミー賞。
見事作品賞に選ばれたのは
韓国映画の「パラサイト 半地下の家族」でしたね。
すでに映画をご覧になった方も
多いのではないでしょうか。
アジア映画として初めての作品賞に
大勢の人が驚き、そして興奮したことと思います。
外国語の作品が作品賞を受賞するのは
まだ先かなと思っていただけに、
時代が変わりつつあることを感じさせられた瞬間でした。
さて、この「パラサイト」が
主にアメリカで、どのような形(字幕?吹替?)で
上映されていたかは正確には分かりませんが、
いくつかの記事によると
字幕だったようです(間違っていたらすみません)。
映画館で見る通常の公開作品で、
ずっと英語字幕が画面下に出ていることは
あまりないと思いますので
イメージしづらいかもしれませんが、
映画祭における英語以外の言語作品が
一番近いでしょうか。
映画祭作品のお仕事をしたことがある方は
何となく分かるのではないかと思いますが、
英語字幕の英語は、凝った文章もなく
すごくシンプルで意味も分かりやすいです。
英語の脚本家が書く、映画やドラマのセリフは、
たまに回りくどいというか、
きざったらしい言い方になっていたり、
あえて遠回しに言ったりと、
そのまま日本語にすると
「つまり、言いたいことは…」と
脳内変換しないといけない場合もあるのですが
(だから英日字幕は時に難しいのか?)、
翻訳された英語字幕は、
基本的にストレートな言い方が多いです。
スラングも基本的にありませんし、
誤読もしづらい印象です。
まあ、当然といえば当然ですよね。
画面に表示できる文字数には限りがあるので
その考え方は、日本語字幕に通じるものがあります。
文字数や文化的側面が理由で、
仕方なく抜け落ちたり省かれたりする情報は、
原語が分かる人だけが知り得ることなので
そういった意味では
まだまだ楽しめるような情報が
隠されているのではないかと思います。
(ネット上ではチャパグリが
話題になっていたりしますね)
というわけで、「パラサイト」未見の方は
ぜひご覧になってみてください。