2019.06.21
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ワイズ・インフィニティ 映像翻訳通信 Vol.84
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こんにちは。
ワイズ・インフィニティ 教育事業部の
花田です。
早いもので2019年も、
もう半分が終わろうとしています。
約半年前に、「今年1年を振り返る」というタイトルで
書いたメルマガを覚えていますでしょうか。
「やりっぱなしにせずに振り返りを、
年(度)初めには目標(計画)を」という話を
させてもらいました。
今、半年たっていかがでしょうか。
順調に目標をクリアしている方もいれば、
年初めに立てた目標を今思い出した…という方も
いるかもしれません。
時間の進み方は皆同じ。
やるのとやらないのでは
その後の結果が大きく変わってきますので
忙しくてやれなかった方も
2019後半から巻き返しを図りましょう。
さて、そんな「目標を立てる」ことに
つながる話ですが、
特に(映像)翻訳学習中の方には
最終的なゴールをきちんと見据えることが
現状を突破するカギになる場合があります。
例えば、10年後(20年後でもいいです)に、
どういう翻訳者になっていたいか
どういう翻訳をしていたいか
どういう仕事の仕方をしていたいか etc.
がイメージできているかということ。
そのために今何をやらなければならないかを
切り分けて、到達点を設定し、
1つ1つクリアしていく、というのが
理想的ではないかと思います。
プロの翻訳者を目指す人にとって
トライアルはその到達点の1つであり
最終的なゴールではありません。
しかし、頭では分かっていても
いつの間にか試験に合格することが
最終目標になってしまい、
観客や視聴者がどう感じるかより
ミスを少なくすることに主眼を置いてしまうことが
少なくありません。
確かに守らなければならないルールは
少なくはないので、短い尺といえども
かなり神経を使わなければならないのは否めません。
しかし、なぜそのようなルールがあるのかを
きちんと理解できていれば、覚えること(気をつけなければいけないこと)は
それほど多くはないと思います。
例えば字幕には「同じ語尾を続けない」というルールがありますが
それは同じ語尾が続くと単純に読みづらいからです。
1枚1枚独立した字幕として読めば問題なくても、
一連の会話の中で読むと、語尾が単調になり
読み手には煩わしく感じられます。
語尾重複の指摘が多い学習者に聞くと、
字幕を連続して読む確認作業を
やっていない人が多いのも事実です。
視聴者は原則、映像を止めながら視聴はしないので
やはり実際の視聴環境で人がどう感じるかを
念頭に置いて字幕をつくる必要があると言えます。
トライアル合格という目標を掲げて
努力することは、すばらしいことです。
ただ、その先に観客・視聴者がいるということも
頭の片隅に置いておくと、
いろいろなことに気づける気がします。