TEL
03-5544-8512

休校日:日曜・月曜・祝日


資料請求
お問い合わせ

MENU

翻訳の現場から


2017.11.17

映像翻訳通信(メルマガ)

朝日,使えていますか? Part2

こんにちは!

今日も先週に引き続き、
『朝日新聞の用語の手引』
(以下、『朝日』)のお話です!

先週の第一弾では、基本的な漢字表記について
お話ししましたが、『朝日』は漢字の
表記のみを確認するものではありません。

例えば、数字です。
皆さんは、洋数字、漢数字の使い分けで
悩んだことはありませんか?
皆さんにお配りした『字幕翻訳ルールブック』の
12ページでも説明していますが、『朝日』にも記載があります。
『朝日』では166ページ以降に
数字の使い分けについての説明があり、
168ページからは、実際の使い分け・例が掲載されています。
ここを読むとコツがつかめてくるはずです。

「ヴァイオリン?バイオリン?どっち?」などと
カタカナの表記に迷ったら、517ページ以降を見てください。
「外来語表記の原則」もしっかり読んでおきましょう。
人物名など例外もありますが、基準を頭に入れておくと、
いいですよ!

600ページからは誤りやすい慣用句・表現・表記です。
「あれ、あの言い回し・・・なんだっけ?これで合ってたっけ?」と
いうときに引いてみると、ズバリその表現が載っているかもしれません。
また、ここを読むだけで言葉の引き出しが増えますし、
言い回しを間違えて覚えていたことに気付くかもしれません。
パラパラめくってみては、いかがでしょうか?

その他のページも、五輪開催地一覧や、歴代内閣総理大臣、
軽量単位など、いろいろなことが掲載されています。
(私は野球が好きなので、「高校野球優勝校」を見つけた時に、
うれしくなりました(笑))
会社勤めや子育て、介護をしながら受講やお仕事をされている方も多いので、
なかなか本を読む時間もないかもしれませんが、
日本語にまつわるいろいろなことが掲載されているので、
言葉好きにとってはワクワクする内容も多いです。
やはり朝日新聞の記者が使っているだけあって、
読んでみると意外と発見があって面白いものです!

『NHK漢字表記辞典』も然りです。

もちろん、案件によっては、
『朝日』に漢字で掲載されていても、
字幕の慣習でひらがなやカタカナにすることもあります。
それは、都度覚えていけば大丈夫です。

また、クライアントや映像のジャンルによって、
好みやテイストも異なるので、
同じ言葉でも、漢字にしたり、カタカナにしたり、
ひらがなにすることもあります。
例えば、子供向け番組です。
子供を対象としている番組で
『朝日』に漢字が掲載されているからといって
漢字を使用しても、子供は漢字が読めません。
字幕の漢字が読めなければ、映像を楽しむことはできませんよね。
このように、視聴者目線で考えて、
あまり漢字を使用しない案件もあります。
「『朝日』にこう書いてあるから!」と意地を張らず、
臨機応変にクライアントの意向に合わせることも大切です。

でもまずは、受講中の方や、
これからトライアルに挑戦する方は、
『朝日』を基準としましょう。

朝日について、ご質問がある受講生、修了生の方は、
お名前、言語、修了年を記載の上、
以下のメールアドレスまでご質問ください!
↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ 
kouza@wiseinfinity.com

「修了して時間も経ってるし、聞きづらい…」なんて
思わないでくださいね!
久しぶりにご連絡をいただけると、うれしいんです!

今回も読んでいただき、ありがとうございました!
皆さん、「朝日の虫」になってくださいね!

アーカイブ

ランキング

最新記事

一覧に戻る

資料請求・お問い合わせ CONTACT

当サイトをご覧いただきありがとうございます。当校の映像翻訳講座に関するお問い合わせ、資料のご請求は下記のメールフォームより受け付けております。お気軽にお問い合わせください。

資料請求・お問い合わせ

資料請求
お問い合わせ