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翻訳の現場から


2017.12.15

映像翻訳通信(メルマガ)

業界ではどんな翻訳者が求められるのか?

こんにちは!

新語・流行語大賞も、今年の漢字も
発表され、もうすっかり年末ですね。

「業界ではどんな翻訳者が求められるんですか?」
と聞かれることが多いので、
メルマガで配信しようと思い、
いろいろな人に聞いてみました。

…が、皆さん、おっしゃることは同じでした。

----------------------------------
・クオリティーを高く保つ
・申し送り、調べものがしっかりできている
・納品後のチェックバックにも
 迅速に、且つきちんと対応する
・納期を守る
----------------------------------

どれも当たり前のことですが、
上記4点をしっかり出来る人には、
どんどんお仕事が舞い込んでくるはずです!

クオリティーについては、
翻訳そのものは、もちろん、
字幕の基本ルールがきちんと
守られているかどうかも大切です。

実践コースに進学したり、
お仕事を始めてしばらく経つと、意外と
字幕の基本ルールを忘れてきてしまいます。

そんなときに役に立つのが
基礎コースやベーシックコースで
お渡しいたしました
『字幕翻訳ルールブック』です!

課題やお仕事の合間にパラパラめくってみてください。
しっかりと頭に入っていないルールが
あることに気付くかもしれません。

語学もそうですが、字幕ルールも
基礎をなめてはいけません。

今日はもう1つ。

先週配信した日本語クイズの中で、
ご指摘をいただきました。

「音程が高い」
→「音が高い、音域が高い」に
関しまして、「音程が高い」という表現は、
オーケストラのチューニングなどの際に、
音楽家の方はよく使われるそうです。

NHK交響楽団のHPに、
オーケストラのチューニングについての
記事がありました。
http://www.nhkso.or.jp/library/cahier_de_la_musique/9073/

この記事によると、
N響では442ヘルツよりも高いと
「音程が高い」ということになるようです。

実際のオーケストラでのチューニングの様子も、
YouTubeでご覧ください!
https://www.youtube.com/watch?v=_CV_uZTwb8Y

※あまり音楽になじみのない方は、
「チューニング」の意味がなかなかつかめないと思います。
以下の映像を見ると、「そういうことか!」と
なると思います!
https://www.youtube.com/watch?v=-6Sbd6y9MPU
https://www.youtube.com/watch?v=fOGs0VaiMDo

例えば、カラオケで、「この曲は“音程が高い”から
キーを下げよう」という場合の「音程が高い」は、
「高い音が多い」ということなので「音が高い」
とするのが正解です。
ただ、オーケストラのチューニングでは、
「(定められた)音程よりも高い、低い」という
言い方をするようです。

私はピアノを習っていたのですが、
知りませんでした!勉強になります!
ご指摘をいただき、ありがとうございました!

あと、これは個人的な興味なのですが、
オーケストラのバイオリン奏者になって、
自分の音とまわりの音が合わさる感覚を、
味わってみたいです(笑)
気持ちいいだろうなあ~
バイオリンではなくても、
オーケストラに入っている方がいたら、
その感覚を教えてください!

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頂いたネタは、すぐに配信できないことも
ありますが、なるべく近いうちに
配信できるようにします。

では、また次回ヾ(*'-'*)

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