2018.08.03
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ワイズ・インフィニティ 映像翻訳通信 Vol.42
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【 ワイズ・インフィニティ 映像翻訳通信 】
こんにちは。
ワイズ・インフィニティ教育事業部の常宮です。
8月になりましたね。
毎日暑くて、暑くて、、、
無駄遣いはしないと決心したはずが
出勤途中、足が勝手にスターバックスに向かっています。。
今日は、プロの字幕翻訳者には欠かせない
道具の一つである、イヤホンについて
書きたいと思います。
字幕翻訳をしている間は、イヤホンを
ほぼつけっぱなしにして作業をするので
翻訳者にとっては、身体の一部みたいな存在です。
ワイズのオフィスでも、制作部は常に
イヤホン姿でチェック業務に没頭しています。
そのイヤホンが、特に活躍するのは、
「スポッティング」の時です。
「スポッティング」では、セリフの音を聞き分けて
字幕を表示させるタイミングを取っていくのですが、
声が出た瞬間の小さな音を探していくので
とても地道で、細かな作業です。
そして、その音が本当に正しいのかは
一般的には、3~4回くらい聞きなおしをします。
セリフの音声だけの映像であれば、聞き分ける必要は
ないですが、映像作品にはBGMもあれば効果音が
入っている場合もあり、複数人が同時にしゃべっていたり
雑音の中でしゃべっているセリフなどは、どの音か
聞き分けるのは、大変です。
では、プロはどんなイヤホンを使っているのか・・・。
イヤホンを選ぶポイントについて、聞いてみました。
●軽さ・付け心地
長時間つけて作業をするので、大きくて
重いヘッドホンだと、耳が締め付けられて
痛くなりますし、肩や頭も疲れてしまいます。
そのため、ワイズ社内では、イヤホン派が多いです。
お値段は張りますが、最近では、耳型を採り
オーダーメイドで作るイヤホンもあるそうです。
●密閉性
集中するには、外の音を完全に遮断するイヤホンの方が
良いですが、家事や子育てをしながら、翻訳のお仕事を
されている方は、話しかけられたり、来客があっても
聞こえない…なんて事もあります。
仕事をする環境によって、使い分けてみても
良いかもしれません。
●音量・音域
映像によっては、音が小さいものもあります。
聞こえづらい音を、必死に聞き取ろうとすると
作業効率が下がるので、音量調節機能があると便利です。
人の声をキャッチするという点でオススメのイヤホンが
茶楽音人の「ちょんまげ君」という製品です。
↓ ↓
http://www.trdsn.com/product_chonmagekun.html
語学リスニング用に開発されたイヤホンなので
音声帯域が聞き取りやすく作られており、声を聞く
スポッティングの作業にはピッタリですね。
ただ、音楽系の作品の仕事には不向きなようです。
また、最近流行っているブルートゥースのイヤホンは
音に遅延があるので、字幕翻訳の作業向きではありません。
高音質の音楽を聴くという目的ではないので
数万単位の高いイヤホンを買う必要はありませんが、
(SST講座の先生の話によると、高いイヤホンは
音がマイルドになりすぎるそうです)
100均など、極端に安い商品だと、音声が軽くなってしまい
聞き取りづらいそうです。
用途や環境に合わせて、1000~3000円くらいの
自分にあったイヤホンを購入いただくのが
良いと思います。
秋葉原にある「e☆イヤホン」というイヤホンの専門店では
手持ちのオーディオ再生機をつなげて
イヤホンの試着や視聴ができるようです。
これから、購入を考えている方は是非!
ちなみに・・・
来週の8/9(木)に応募を締め切る字幕翻訳コンクールの
最優秀者には、イヤホンShure SE315相当品と
カスタムイヤーピースeA-R38がプレゼントされます!
課題箇所は、約3分。提出締切が8/13(月)17時までなので
まだまだ翻訳する時間はたっぷりあります!
コンクールのご応募は、無料です。ぜひ、お申込みください!
お申込みはこちらから
↓ ↓ ↓
https://wiseinfinity-school.com/forum/2018/order.php