2018.08.17
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ワイズ・インフィニティ 映像翻訳通信 Vol.44
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【 ワイズ・インフィニティ 映像翻訳通信 】
こんにちは。
ワイズ・インフィニティ教育事業部の花田です。
皆さん、辞典(字典・事典)の類いは
最新版を使っていますか。
これから字幕翻訳の学習を
始めようとしている方から時折、
20××年に出版された古い版なら
持っているけど、これでもよいかという質問を
受けることがあります。
「じてん」の種類にもよりますが、
長年使っていると、いつの間にか新版が出ていて
旧版の情報が古くなってしまっていることが
あるので注意が必要です。
少なくとも1年に1回は検索してみるとか、
関係書籍の出版情報をいち早く取り上げるサイトを
定期的に見るなどしたほうがいいでしょう。
過去に何度も話題にしてきた「朝日新聞の用語の手引」ですが
この手の字典が一番変化の度合いが大きい気がします。
以下は、旧「映像翻訳通信」2005年1月28日送付の抜粋です。
>以下に最近見かけた間違いやすい表記を列挙してみます。
>(左側が表記違い。「朝日新聞の用語の手引」による)
>ウィスキー → ウイスキー (すべて大きい文字)
>ウオッカ → ウオツカ (すべて大きい文字)
>ヨットパーカー → ヨットパーカ
>コメディ → コメディー
>パーティ → パーティー
>ウェイトレス → ウエートレス
>検死(官) → 検視(官)
現在の最新版「朝日」では以下のようになっています。
ウオツカ → ウォッカ
ウエートレス → ウェートレス
以前は小さい「オ」「ツ」「エ」などは
使用しなかったようですね。
他にも、常用漢字が増えたことにより
10年以上前とは表記がかなり変わっています。
「『リーガン』は『レーガン』に」ではないですが
(分からない人は調べてみてください)、
突然変わった、知らぬ間に変わってた、なんてことが
なくもない世の中ですので、情報のアンテナを
常に張っておかないといけませんね。