2018.3.8
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ワイズ・インフィニティ 映像翻訳通信 Vol.70
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こんにちは。
ワイズ・インフィニティ 教育事業部の
花田です。
先週、当社スクールのウェブサイトが
リニューアルした旨をお伝えしましたが、
またまた改定されるものがございます。
それは翻訳者必携の「朝日新聞の用語の手引」です。
まだ出版元の公式サイトにもAmazonにも出ていませんが、
一部の書店のサイトには4/5発売と出ています。
https://www.kinokuniya.co.jp/f/dsg-01-9784022289179
「2015年以来、4年ぶりの大改訂」とのことで
「大改訂」がどの程度なのか気になるところですが、
実際に見てみるまでは誰にも分かりませんので、
届いてのお楽しみ、ですね。
さて、「朝日」の新版が出ると必ず聞かれるのが、
「旧版と新版のどちらに合わせればいいの?」という
質問です。
まあ、通常は新しいほうに合わせたほうがいいでしょうが、
状況に応じて変わります。
例えば以前から続いているドラマシリーズで
旧版に合わせて表記していたものを、もし4/5以降の
エピソードからは新版に合わせて表記してしまうと
シリーズ全体の統一が取れなくなってしまうので、
そうした場合は旧版合わせになるでしょう。
また、新しく始まるシリーズでは、
新版合わせでいいかと思いますが、
旧版での表記に慣れしたんでいた担当者が見ると
「あれ?」と思うこともあるかもしれないので
念のためクライアントに申し送るといいでしょう。
では当社のトライアルではどうかというと、
発売後すぐには手に入らない場合もあるかと思いますので、
旧版で統一もしくは新版で統一のどちらかであれば
問題ございません。
そもそも、講座やトライアルでは
表記を覚えてもらうのが目的ではなく、
きちんと表記表を確認しているかどうかを
チェックするのが狙いです。
実際の案件では、「朝日」をベースにしつつ
さまざまな語が「朝日」とは異なる表記に
統一されているなどということは、よくありますので
そうした際に毎回表記表を確認する癖をつけておけば
翻訳作業もスムーズに進むはずです。
せっかく覚えたのに…と残念に思わずに
新たな発見があるかも!?と
ワクワク感を持って臨めるとよいですね。